こんにちは、ブロガー&「かえるかぞくの日常」作者のかーたん(@kaeru_kazoku)です。
共働きをしていてお互い収入があるのに貯金があまり増えていないことはありませんか?いま別財布で生活費の分担をしている場合、その分担方法を共通財布による管理に見直すことをおすすめします。
別財布型は貯金がしにくい生活費分担方法です。
これからの長い人生を夫婦で乗り越えていくのを決めたのであれば、お金は必要不可欠です。いま子供を育てている、これから子供を作ることを考えているのであればなおさら緊急性は高いです。
いま別財布で貯金が増えていないのであれば、近い将来に後悔をする可能性があります。
当記事では共働き夫婦が貯金をしたいなら、共通財布にすべき理由を結婚したての夫婦にも分かりやすく解説しています。
貯金を増やしたいなら共通財布にすることが1番の近道です。これから将来のための貯金を目指す人も、すでに貯金を始めている人もこの記事を読んで貯金を増やしてくださいね。
別財布による生活費分担|ストレスフリーだが、貯金には不向き
別財布はお金の自由度が高くて、ストレスフリー
同棲から結婚した夫婦は特にそのまま別財布で生活費を分担していることが多いです。私たち夫婦も結婚をしてから2年目までは財布を別々にしていました。生活費の分担配分と共通口座貯金額をあらかじめ決めておけば、余ったお金は独身時代と同じように全て自分で使うことができます。お金に関する自由度が高くストレスフリーであることは間違いありません。
別財布は長続きしない
お金を好きに使える夫婦別財布はストレスフリーな反面、ずっとお互いに高収入OR子供を作らない選択をしている夫婦以外は長続きさせることは難しいです。理由としては別財布の分担には以下の欠点があるからです。
★別財布の欠点
- ライフイベントにつまづく
- 共同の貯金額が少なくなる
- 将来設計がしにくい
別財布の欠点①|ライフイベントにつまづく
ずっと同じ環境で共働き生活を続けられる夫婦は少ないです。例えば、結婚をしたら子供ができるなどのライフイベントが発生します。仕事でも転勤や転職、昇給・減給などの何かしらのイベントが今後発生します。
このようなライフイベントが発生するタイミングで、夫婦別財布の限界を感じる人は多いです。妊娠をすれば産休・育休に突入します。産休・育休期間中の手当は本来もらえていた時と同じ金額は入りません。妻側の収入が少なくなれば、夫側の収入で生活を回さないといけなくなります。すると今までのようにお互いが好きなようにお金が使えなくなり、ストレスがたまり喧嘩に発展することもあるでしょう。
しかも妊娠が発覚して当面の生活費と出産費用が必要になり、相手の貯金をあてにしていたが蓋を開けると全くお金を持っておらず大喧嘩に発展。というのはよくある話です。
夫が仕事で転勤が決まった場合もしかりです。妻がついていくことを決めた場合は、仕事をやめてついていくことになるでしょう。妻側が今までの収入が見込めなくなると、やはり今まで通り別財布の管理を行うことは難しくなります。
別財布の欠点②|共同の貯金額が少なくなる
別財布を選択している夫婦は各々自分で稼いだお金は自由に使いたいと考えています。そのため貯金は二の次となっているケースが多いです。月に共同貯金をしていくと決めている夫婦でもその金額設定が甘くなりがちで、貯金ペースもその分遅くなってしまいます。
夫婦の一方が浪費家もしくは両方浪費家の場合、生活費と共同貯金以外の余ったお金をすべて使ってしまいます。無駄遣いが多く、節約の癖が身に付くことはありません。お互いお金のことを看過しないので、お金について夫婦で話す機会も圧倒的に少なくなります。
このような習慣が長く続き、どこかのタイミングで共通財布にするとします。家計管理の経験値とお金の知識が少ない夫婦はどんぶり勘定で家計を管理してしまういわゆる「メタボ家計」に陥りやすくなるのです。計画的に貯金をしない夫婦は遅かれ早かれ破綻してしまいます。
来年で定年なのに貯金がほとんどなくて老後破綻ということも・・・。
別財布の欠点③|将来設計がしにくい
夫婦別財布の場合、お金に関する話を必要最低限しかしていないケースが多いです。最低限の生活費と貯金を毎月分担しているので、それ以外のお金の話をするのは空気を悪くすることがあるためです。中には生活費の話をするだけで不機嫌になる人も中にはいるでしょう。
そのような状況だと、将来についての話がほとんどできません。ライフプランはすべてお金が絡みます。子育てに関わる教育費、老後に向けた資産運用などの話が満足にできないと、漠然とした将来の不安を感じます。その不安によるストレスと貯金が増えないことのストレスが合わさると夫婦での将来ビジョンが真っ暗になり、最悪の場合は離婚につながることもあるでしょう。
共通財布による生活費の管理|ストレスを感じるのは始めだけ
共通財布に切り替えるとお金を自由に使えなくなりストレスが溜まると思う人もいるでしょう。しかし自分が一切お金を好きに使えなくなるというわけではありません。ストレスを感じるのは最初の1ヶ月だけです。決まったお小遣いをやりくりしながら使うのは家計管理の練習にもなります。なにより将来に対する漠然とした不安や貯金がないストレスはその比ではありません。
私たち夫婦は共通財布に変えたことをきっかけに行動と心に大きな変化がありました。
共働き夫婦が共通財布にしてから|行動の変化
我が家が別財布から共通財布にしてからの行動の変化は以下3点です。
私たちはこの3つの行動よって20代で貯金1000万円を達成することができました
★共通財布に変えてからの行動変化
- 将来の目標と貯金額を決めた
- 家計簿をつけるようになった
- 労働以外でお金を増やす取り組みを始めた
それぞれ見ていきましょう。
将来の目標と貯金額を決めた
これ、本当に大事です。お互いの将来のビジョンを先に擦り合わせをしておけば、揉め事は圧倒的に減ります。子育て後の熟年離婚が増えているのは、共通の目標を達成してしまって一緒に過ごす意味を感じなくなってしまうことからです。老後までの将来ビジョンをしっかりと描くことでより良い夫婦生活を送ることができるでしょう。
将来の目標を達成するための貯金額も同時に決めました。具体的な目標額があることで、お金に対する意識が大きく変わりました。
私たちの目標は40歳までにお互い会社を辞めて海外に移住すること。そのための目標金額も設定しています。
家計簿をつけるようになった
貯金に対する意識が変わったことによって、家計簿をキッチリとつけることを始めました。家計簿をつけることは無駄な支出を見直す機会になります。今まで無駄に支払っていたサブスクの解約や、通信費の見直しなどの固定費を大きく削ることに成功しました。減らした固定費はすべて貯金や投資に回すことができています。
家計の管理は得意な方が担当をすれば良いでしょう。私たちの場合は、夫が得意だったので夫が管理をしてくれています。
家計簿は僕がエクセルで管理しています。固定費は毎月変わらないので、月に1度だけ給料日のタイミングで変動費だけを入力しています。フォーマットさえ作ってしまえば簡単に管理ができますよ♪
▼共働き夫婦におすすめな家計管理術の本▼
Kindle版もあるので、すぐ読めておすすめです
お金を増やす取り組みを始めた
将来の目標金額を立てたときに、労働による収入だけでは到底達成できないことに気づきました。ただ銀行にお金を眠らせるのではなく、無理のない範囲で投資を始めました。
主に低レバレッジでメキシコペソの運用をFXでしていて、毎月5万円ほどの不労所得を得ています。株式投資は米国株をメインに毎月積み立てて購入しています。
運用といっても毎月決まった額を積み立てるだけです。特に難しい作業は必要なしで、毎月不労所得を得ることができています。ただ貯金をしていてもお金は増えません。お金を働せることで、お金はどんどん増えていきます。
共働き夫婦が共通財布にしてから|心の変化
つづいて心の変化については以下の通りです。
★共通財布に変えてからの行動変化
- 漠然とした将来の不安がなくなった
- 家計の見える化で無駄なストレスがなくなった
漠然とした将来への不安がなくなった
共通財布にするまで、お金のことを考える機会がなかった私たち夫婦はこのような漠然とした不安を抱えていました。
★私たち夫婦が抱えていた漠然とした不安
- 子供をしっかりと育てられるか不安
- 老後が不安
- このまま仕事を続けられるか不安
- 将来がなんとなく不安
蓋を開けてみるとこれらの不安はお金の知識がないことと、お金の状況を把握していないことからきていました。
★漠然とした不安はお金の不安から
- 子供をしっかりと育てられるか不安:子供を育て上げるまでのお金はいくら必要なの?足りるの?
- 老後が不安:老後安心して暮らせるお金はいくらあればいいの?
- このまま仕事を続けられるか不安:仕事がもしなくなったらお金ってどうすればいいの?生きていけるの?
- 将来がなんとなく不安:将来を生き抜くためのお金っていくらあればいいの?
お金について勉強をし、ライフイベント毎に必要金額を理解した後は、漠然とした不安はすっかり消えていました。
給料日に感じていたストレスがなくなった
毎月の引き落とし額などを把握していなかった我が家は、毎月どんぶり勘定で生活費を管理していました。毎月給料日になると、「引き落とし額が足りなかったらどうしよう」などの不安に駆られてストレスをためることが多く、素直に給料日を喜べませんでした。
共通財布に切り替えてからは、固定費や引き落とし額を毎月把握するようになりました。毎月引かれる金額がわかると、毎月貯金できる額が明確になります。「給料日=お金がなくなる日」ではなく、「給料日=お金が増える日」に変わったことで毎月の給料日を素直に喜べるようになりました。
共通財布への切り替えは早い方が良い
共通財布への切り替えは早くするようにしましょう。切り替えを早くすることは下記のことにつながります。
★切り替えが早いことによるメリット
- 将来のビジョンを早く共有することで今後の衝突を未然に防ぐ
- ライフプランと貯金目標を早く決めることができる
- お金を増やすのは時間がかかるので、始めるのが早ければ早いほど有利になる
- 節約癖を早いうちからつけることができる
お金のことを考えるのは早いに越したことはありません。資産を築くには知識やある程度の年数が必要です。どこかのタイミングで共通財布に切り替えることが予想されるなら今のうちにしてしまいましょう。
共通財布に切り替えることは、お金のことを考える大きなきっかけになります。
共通財布へ切り替える時のたった2つの決め事
夫婦別財布から共通財布への切り替えることは非常に簡単です。決めるべきことはたったふたつです。
★共通財布にする時の決め事
- 収入を合算する共同口座を決める
- お小遣いの額を決める
共通財布への切り替え①|共同口座を決めよう
お互いの給料日に入ったお給料を合算する口座を決めましょう。共同口座は一つにとどめて、各種支払いの口座に設定しておくと手間がグンと減ります。
共同口座はなんでも良いですが、個人的におすすめしたいのは住信SBIや新生銀行などのネット銀行です。残高が少なくても、振込手数料が無料だったり、コンビニATMが無料で使える回数が多かったりと忙しい共働き夫婦にはぴったりです。
共通財布への切り替え②|お互いのお小遣いを決めよう
毎月のお小遣い額を決めましょう。決して同じ金額である必要はありませんが、同じ金額にすることで不公平感がなくなります。例えば夫が上司との飲み会が多くてプラスでお金が必要なのであれば、夫側を多く設定しても良いでしょう。
ちなみに私たち夫婦のお小遣い額は結婚してからずっと3万円ずつです。お小遣いの理想金額は収入の5%~10%ほどだと言われています。世帯月収が60万円なのであれば、2人で3万円~6万円が理想額です。
まとめ|共働き夫婦が共通財布にするとお金の話をするきっかけになる
共働き夫婦が生活費の分担方法を共通財布に変えるだけで、お金のことを一緒に考える大きなきっかけになります。夫婦が将来のビジョンを共有し、貯金目標をきちんと立てることで貯金へのモチベーションが上がりお金の知識を増やす行動に変わるのです。
私たち夫婦が貯金0円からたった5年で1000万まで増やすことができたのは共通財布に切り替えたのが大きなきっかけでした。
あなたが今、別財布での管理をしていて貯金が増えていなかったり、将来への漠然な不安を抱えていたりするのであれば、騙されたと思って共通財布に変えてみることをおすすめします。
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